秘境、宝川温泉
群馬県の新潟との県境に近い水上温泉郷にある宝川温泉に行ってきました。
新幹線の上毛高原駅から、山道を車で1時間かけてやっと到着する、渓流の両岸に巨大露天風呂がある野趣あふれる秘境の温泉です。なお映画テルマエロマニⅡのロケで有名な温泉でもあります。
また、この温泉の歴史は古く、伝説では、日本武尊が東国遠征中に病に臥せったとき、白い鷹の導きで温泉を見つけ回復したといいます。そのため、昔は白鷹の湯と呼ばれていました。実際の歴史はもっと古いらしく、縄文時代の遺跡があることから、縄文人たちも温泉につかっていたようです。
今では、日本の観光客はもちろん外国人にもたいそうな人気の温泉地になっています。
現在は、宝川温泉と呼ばれているのですが、そのわけは、温泉の真ん中を流れる宝川にちなんでいます。この宝川は銅が採れるため宝の川と名付けられた一級河川です。
宝川温泉には、汪泉閣という温泉旅館がありますが、私が行ったのは日帰り専門施設の宝川山荘です。
宝川山荘の中には、4つの露天風呂と一つの内湯があります。露天風呂は宝川の両側に、巨石をふんだんに使った広々としたもので、摩訶の湯(120畳)、子宝の湯(200畳)、般若の湯(50畳)、摩耶の湯(100畳)といいます。摩耶の湯は女性専用ですが、ほかの3つは、混浴で、そのため”湯あみ”を着て入浴します。
また、不心得者防止のため、巨大な天狗の面が番をしている大黒柱から先は、写真禁止です。
このため、温泉の写真を掲載することはできませんが、手つかずの自然の中のかけ流しの大露天風呂で、渓流の流れを聞きながらの温泉を満喫することができました。
本当に心も体も癒されますので、皆さんもぜひ足を運んでみたらどうでしょうか。お勧めです。(なお、この記事は、コロナ緊急事態宣言が群馬県に発令される少し前の状態を記載したものです。)